コンセンサス(合意形成)ゲーム

こんにちは。

皆さん残暑厳しい日々をいかがお過ごしでしょうか?
なかなか雨が降らず、降り出したかと思えばゲリラ豪雨だったりして本当に変な気候ですね。

さて、今回は自立訓練(生活訓練)で行ったコンセンサスゲームの様子をご紹介します。
と言っても、あまり馴染みのないカタカナなので少し説明から入りたいと思います。

コンセンサスゲームは、グループで話し合いをして「コンセンサス=合意」の効果を示します。
自分で考えた解答とグループで話し合った後の解答では、正解との誤差が格段に違い、グループでの話し合いによって意思決定することで「より良い解答」に近づくのです。

このような目的を持つゲームで、最初は各自で、後からグループ全員で話し合いグループ全員としての結論を出していきます。

今回のゲームの内容は搭乗していた飛行機が砂漠の中に不時着・炎上し、最も近い居住地でも100km以上離れている。
と言う設定で、飛行機から運び出した12個の物に必要な物から順に優先順位を付けるます。

みんなで意見を出し合っています。
少し熱くなりつつも他の人の意見も聞いてより良い解答を目指します。

・懐中電灯・食塩・地図・水・雨具
・「食用に適する砂漠の動物」という本・羅針盤・軽装コート
・ピストル・化粧用の鏡・赤と白のパラシュート・ウォッカ
以上12品から優先順位を付けていきました。
今回、2グループでこのゲームをしたのですが、両グループとも食塩がかなり上位にあって、
模範解答では、食塩は最下位だった事にとても驚いた様子でした。
ちなみに、食塩が最下位の理由は「塩は血液濃度が上がるため。また、脱水症状を促進してしまうため。」なんですって。
あと、模範解答の解説では自力で砂漠の中を歩いたり食料を確保したりせずに、捜索隊が来た時に如何にして早く自分の居場所を伝える事が出来るか。と言う事で、鏡の反射で捜索隊への信号にする。などがありました。
意外な結果だったり納得いく内容だったり色々あったみたいでしたが、みんな自分の意見を発表し合う事が出来た様でした。
それでは、また来週お会いしましょうーーー✈

2016年08月26日 タグ: